☆少子化対策☆無能な政府は因果を無視する

三星語り

現在、世界的な出生率の低下による少子化の波が訪れています。

日本でも少子化と高齢化をセットにして問題視する思想
メディアによって布教されています。

政府もさまざまな少子化対策という名の
因果を無視した謎のバラマキ作業に励んでいます。

この記事では因果を読み解き、少子化について考えていきます。

少子化の要因は2つ

少子化が進むと将来的な国力の低下が懸念されるため
無視して良い内容ではないと感じています。

しかし、対策をするにしても因果を無視すると
効果の無い対策ばかりになってしまいます。

少子化の要因は主に2つあります。
1つ目の要因が「自然界の法則
もう一つの要因が「社会環境
です。

日本の少子化対策にほとんど効果が無い原因は、
「社会環境」の読み違いもさることながら
「自然界の法則」が全く考慮されていないことにあると考えられます。

少子化の要因1:自然界の法則

自然界の法則では、常にバランスをとろうとする力が働く傾向にあります。
これを人口で考えると「増えすぎない&減りすぎない」様に
種の保存のため人口調整がされるということです。

死亡率が高いと人口維持のために出生率が上がり
逆に死亡率が下がると人口維持のために出生率が下がる傾向にあります。
これは人に限った話ではありません。
言うなら自然の法則(種の保存の本能)ってやつです。

その観点からいうと、今の日本の状況では人口が増えすぎなため、
出生率が下がり人口減少への局面であるとも考えられます。

昔は衛生面も悪く医療も発達しておらず戦争もあったため死亡率が高く
人口維持のために出生率が高かったわけですが

今は衛生面も良く医療も発達し戦争も少ないため死亡率が低く
人口維持のために出生率が下がったと考えると自然です。


人口が急激に増えると急激な調整(急激な出生率の低下)が起きます。
そうすると適正人口まで減少しても低出生率はすぐには収まらず
適正人数を大きく下回ったところで上昇局面(出生率の上昇)に入る
といった
まるで為替のチャートを見ているような現象が自然界でも起こるといえます。

今の日本に当てはめて考えるために
3つのグラフを見ていきます。

上図は三星が作った総人口と出生数のグラフです。
戦後急激に出生数が上がり、その後急激に下がっていることが分かります。
部分部分で見るとイベントがあり個別の事情はありますが、
基本的に出生数がピークを迎えるとその後、減少傾向になっています。

上図は内閣府HPから引用したグラフです。
大きなイベントがあった時期が書かれているので分かり易いです。
人口増加率は概ね出生数に連動しています。
これもピークを迎えると急激に増加率が低下しています。
人口が増加して出生率が下がると人の寿命年後には人口減少が起こります。

上図も内閣府HPから引用したグラフです。
大昔からの大まかな日本の人口推移を表したグラフです。
長い年月をかけてゆっくりと増え続け
江戸時代に急激に増え、明治以降は爆発的に増えています。

これら3つのグラフから見えてくることがあります。

文明の急激な発展と急激な生産性の増加により
消費可能なエネルギー(資源)が増え、養える人数が増えたこと。

そして医療の発達により身体がまだ弱い若年層の死亡率が下がったこと。

結果的に人口が爆発的に増えすぎたことにより
出生率低下という形で人口調整の局面に入ったと考えることが自然ではないでしょうか。

少子化の要因2:社会環境

自然界の法則はある意味、本能的なバランス調整システムであるため
人工的に良い方向へ短期間で動かすことは難しいでしょう。
出来るとしたら社会環境により作られたブレーキを取り除く事くらいだと思います。

我々は一昔と比べると快適すぎる環境に生きています。
これは産業の発展の恩恵でより、
少ない労力でエネルギー(資源)を採取することが出来る様になり、
採取したエネルギーを大量に消費することで快適な環境を作ってきました。
昔と比較すると考えられないほど恵まれています。

しかし、これほど恵まれた空間にも関わらず
多くの人が子供を持つことを諦めてしまっています。

その原因は経済的な理由がほとんどと考えられます。
これは今の恵まれた空間の恩恵を維持しながらでは
家族を養うことが出来ない
と解釈出来るのではないでしょうか。

日本はここ30年間生産性が上がらず給料が上がっていません。
にもかかわらず、今を維持するコストはどんどん上がっているため
実質毎年給料が下がり続けているわけです。

実質給料が下がり続けた原因は女性の社会進出」を強引に進めてきたことにあります。
これは女性が社会に出て活躍することが悪いと言っているわけではありません。
ただ、「女性の社会進出」における課題を政府が放置し続けてきたことが
直接の原因というわけです。

元々日本の文化は合理的ともいえる役割分担が出来ており上手く回っていました。
その役割分担とは男が外で稼ぎ、女が家を守る
これを言うと、どこかの人権団体が「女性差別だ!!」と叫びそうですが
そうではありません。

子供を産み育てることが出来るのは女性だけです。
この事実は変わりません。

女性は子供を身籠ってからは子供を育てるための身体へと体質変化します。
これは女性が子供を産み育てる能力と才能を持った状態で生まれてきているということです。
そして子供を育てるためにはすごくエネルギーを使います。
子育てはお腹の中にいるときから始まり大変なんです。

逆に男性には子供を産み育てる能力も才能もありません
更に悪いことに本能的に子供に危害を加えるかもしれないという欠陥も抱えています。
子供もそれが分かっているらしく、本能的に父親であっても男性を警戒する傾向にあります。
父親に抱っこされて泣き出すのもソレかもしれません。
逆に笑うのも危害を加えられない様に愛想を振りまくという防衛本能かもしれません。
父親にとっては辛い現実ですが
それが生存本能と分かっていれば割り切れるのではないでしょうか。

本当に子供のためを想い大切に育て育むためには、やはり
子育てのベースは母親で、父親はそのサポート(裏方)に回ることが
理想なのかもしれません。
だから「女性が子育てに専念できる環境を作ること」「政府の最大の仕事」といえるはずです。

女性は子供を守るための最後の砦です。
そして男性の役割は子供・女性を守る事と外で生活費を稼ぐ事です。

これは適材適所であり能力にあった役割分担でもあります。
これが「本来の日本の文化」であり「理想の形」でもあるのではないでしょうか。

当然、女性にも未婚の自由もあれば子供が出来ても働く自由もあります。
しかし同調圧力をかけて女性を社会で働かせることではありません。

放置された課題としては、女性社会進出先の新しい産業の確保があります。
それまでは社会の仕事は男性の独占市場でした。
しかしそこに女性が進出して仕事を分け合えば
1人当たりの給料が安くなるのは当然です。

その結果、男性一人の稼ぎでは家族を養う事が難しくなり
夫婦共働きをしないとまともに生活費を稼げない
かつ、女性が子育てに専念出来ないという
本末転倒な結果に陥っているのが今の日本です。

この社会環境による出生率のブレーキを
補助金や高校無償化などの謎のバラマキ作業で本当に取り除くことが出来ると思いますか?

私の考えでは本質とは大分ズレた今の少子化対策では絶対に無理だと考えています。

適正人口の考え方

人口は自然界の法則によりバランス調整されると書きましたが、
では実際に「日本の適正人口は?」と聞かれても「分かりません。」
と答えるしかありません。
明確な根拠がない感覚的なところで言うと
 4000万~6000万人くらいかな?と思ったりします。

適正人口とは固定のものではなく変動するものと考えているからです。
基本的な考え方は食物連鎖のピラミッドです。
そこのバランスが崩れると種は絶滅に向かいます。

文明が発達し快適になればなるほど、それを維持するエネルギー(資源)が必要になります。
当然人口に比例して必要エネルギーは増えていきます。
つまり、持続可能な消費エネルギー内が「適正人口」といえるわけです。

エネルギー(資源)を効率よく採掘出来れば消費可能なエネルギーが増え
その分適正人口を増やすことが出来ます。
しかし、それを進めた結果資源を取りつくし持続可能とは言えません。

この問題の解決には古代からの日本の文化がカギを握っていると考えられます。
縄文時代の日本では既に植林や農業という自然の恵みを取りつくさずに
持続させてようとする文化がすでにありました。
これは生産と消費のバランスをとるという概念があり定着していたと考えられます。
自然と共存するすべを持っていた我々の先祖の考え方を是非参考にしたいものです。

安心な社会づくりの答えは昔の日本

古代からの人類の移動をみていくと、
かつて栄えたとされる世界の古代文明の跡地は大体は現在砂漠です。

このことから人類は資源を求めて移動を行い、
資源を取りつくし、また資源を求めて移動するを繰り返してきたと考えられます。
その過程で資源を奪うために争いが起こり、
生きるためには人の物を奪うことも止む無しという考え方が出来たのではないのでしょうか。

このため大陸の文化は「侵略の文化」であり
集団での自浄能力では秩序が守れないため
絶対の存在である神」(ゴッド)を作り、それを信仰する宗教を設立
「神の教え」をもって秩序を守ろうとしてきたのではないでしょうか。

つまり、世界の常識は「侵略の文化」であり
「神の教え」でなんとか秩序を保とうとしていると考えられます。
侵略の文化が奴隷を生み、分断を生み、差別を生みます。
今ではそれらを何とかするために
問題意識を増長させ、法律を作る
ということが世界中で特に西側諸国でなされています

しかし、日本は世界でも異質な存在で「侵略の文化」がありませんでした
それはなぜか?
大きく理由は2つあると思います。

1つは日本列島は地形的に恵まれていたと考えられます。
氷河期には海面が今よりも100m以上低く大陸と陸続きの場所もあり
日本列島と行き来できたが、やがて氷河期が終わり海面が上がってくると
大陸と日本列島は海で分断されることとなり
簡単には行き来出来なくなっりました。
これが天然の要塞となり、幸運にも外敵からの侵略に対抗できたと考えられます。

もう1つはエネルギー(資源)が豊富であったことです。
日本は海で囲まれており浅瀬では簡単に貝も取れました。
また木の実も豊富で食料にはほとんど困らなかったため
資源の奪い合いが起きなかったと考えられます。
そして東は太平洋でありそれ以上、先には進めないということで
最後のフロンティアという認識があったのかもしれません。
この環境を持続するために植林や農業を始め
循環を作ることで消費する分だけ生産するという文化ができたと考えられます。

そして奪い合う必要がないため喧嘩するより仲良くして助け合う方が良いとなり
自然と調和し集団として秩序が確立される文化を作り上げてきたと考えられませんか?

元々日本にはそういった上手く回る素晴らしい文化がありました。
その文化は日本の強みでもあり誇りでもあるはずです。
そんな文化を今の日本政府は完全に捨て去ろうとしています。

少子化問題を含め今日本で起こっているほとんどの問題は
元々の日本の文化を取り戻すことで解決に向かうのではないのでしょうか。

↓は日本人の起源をまとめた記事になります。
興味のある方は続けてご観覧ください。

参考資料

内閣府HP内「少子化の現状はどのようになっているのか」

コメント

タイトルとURLをコピーしました