求められる「参政党と統一地方選」

三星語り

地方統一選が迫るなか
党が候補者に何を求めているかを見ることで
その党が何をしたいのかが分かります。

テレ東でちょうどそれっぽい番組がyoutubeに公開されていました。
観てみると分かり易かったのでとれあげてみます。

神谷さんがゲスト出演したテレ党番組

本日の教科書になります。
テレ東の統一地方選挙特別企画『どんな候補者探してるんですか?』
参政党事務局長の神谷さんがゲスト出演して
会話方式で質問に答えています。
参政党をまったく知らないよ!!的な方でも見やすい動画になっています。

聞き手はさすがプロのテレビマンですね~
時間配分や聞き出し方や話の持っていき方が上手いです。
是非みならいたいものです。

参政党が求める候補者

①政治家として哲学を持っている人
哲学を持つとは国家観、歴史観、人生観を持つということです。
国家観とは「日本はどういう国なのか」
歴史観とは「日本はどういった歴史をたどり今に至るのか」
人生観とは「何のために生きるか」
ということです。
これらをしっかりと持ち
「何のために議員になるのか」「議員になって何をやるのか」
というブレない軸を持った人が求められています。

簡単に言うと金と票に流されずに信念を貫ける人です。

そして大前提として参政党の理念を理解し賛同する人です。

②有権者に情報提供できる人
参政党は「ベンチャー政党」のため他の政党とは立ち位置が全く異なる。
「参政党が何を伝えようとしているのか」
「国民と一緒に何を考えたいのか」
をしっかり配信できたり人前でしっかり説明する力が求められます。

講師や先生としての力を身に着けて磨き続ける必要があります。
トークスキルに関しては場数を踏んで試行錯誤を繰り返すことで身につくでしょう。

有権者からの疑問やツッコミに対して
そのレベルに応じた説明や返答をするためには
それ相応の知識や情報の取得が必要になってきます。
つまり常に勉強をして情報をアップデートし続けることが求められているということです。

③経済的な安定がある人
専業議員は求めていません。兼業議員を求めています。

地方議員は副業が認められているため
議員活動の空き時間で自分で事業をするなりして
議員報酬とは別に生活費を稼ぐ手段を作ることが求められています。

生活費を議員報酬に依存していると生活のために議員をやることになり
お金や票に流される可能性が高くなるからです。

参政党の歳費に関して

参政党は地方議員になったら歳費の1割は党に収めることになっている。
上納金ではなく先に収める供託金みたいなものです。

選挙になったら公認を出すときに経費を抜いて活動費として返されます。
都合の良い時だけ参政党を使い当選したら党を抜ける等の予防策でもあります。

残りの9割は各議員の裁量になります。
党としてどういった比率でという決め事はありませんが
半分は活動費や交通費や研修費等に使ってほしい思いはあるとのことです。

歳費は地方によって雲泥の差があります。
以前の「地方議員のお仕事」という記事で
地域ごとの議員報酬の比較も書いているので気になる方は観てください。

参政党が求める人材

議員当選が至上課題になると金や票に流されて
自分の主張や地域のための活動に力をそそげなくなるため
副業をベースに経済力を議員報酬に依存しない人物であることが求められています。

お金の面でも時間の面でも損得勘定で見ると損でしかありません。
それでも「日本を良くするために人生をかけたい」という人が求められています。

参政党のサポート

1.資金サポート(挑戦できるチャンスをサポート)
・供託金全額貸与
※20代・30代のみ選挙資金の貸付(応相談)

将来を担う若い世代に特に挑戦してほしいという想いが見て取れます。

2.選挙活動サポート(選挙ノウハウをサポート)
・候補者としての姿勢や選挙戦略などの支援
公認をとった人には
きちっと「公職選挙法のレクチャー」や
元議員達のメンターからのサポートが受けられる

3.起業サポート(アフターケア)
・起業アドバイザーによるサポート
・党スタッフ採用の可能性など(※能力や応募項目による)

落選して無職になってしまった候補者向けのアフターケアです。

簡単に言うと、
落選してしまった候補者が再起出来る様に
自分で生活費がちゃんと稼げるような仕組みづくりを教えてあげてほしい
と周りの起業家に根回しをしているということです。

ただし全ての人を救済出来るわけではなく
党員に信頼されていることが絶対条件です。
参政党はDIYです。
党員は日本を良くするという目的のために無償で活動を行っています。
なので候補者もそのことを理解して人生をかけなければなりません。

それだけの覚悟をもって活動するからこそ
信頼を得て本気でサポートしてもらえるわけです。
逆にそういう人でなければ参政党の議員は務まりません。
そういう人でないと落選しても救済されません。

感謝を忘れず本気の姿勢を示し続けるからこそ
次もこの人を何が何でも当選させたいと思われるからこその
サポートであることを理解する必要があります。

参政党の資金はどれくらいなのか

アドバイザーやメンターやスタッフを雇ったりシステムの維持管理、選挙を含め
様々な活動をする上で政治活動にはベラボウにお金がかかります。
その資金は何処からきてどらくらいあるのでしょうか。

参政党のメイン収入は党費になります。
・メルマガ会員 500円/月
・一般党員 1000円/月
・運営党員 4000円/月
党費から毎月数千万円が入ってくるので
それがメインとなる安定財源になります。

現在参政党は国政政党ですが参議院議員が1名で
政党助成金が年間1億5千万円です。
衆議院選で全選挙区から候補者を出そうとすると
最低30億円はかかるらしいので全然足りていません。

国政で戦うためにも直近では地方統一選で
1人でも多く地方議員を輩出し地盤を固めていくことが課題となります。

参政党の目標

参政党が地方議会を通して成し遂げようとしていることは
「国民の政治参加」です。
若者の政治に対する関心の無さやそれに起因する投票率の低さ
この状態が「日本の一番の問題」と捉えているので
「なぜ今日本がこうなっているのか」
「世界の潮流が今こういう風に変わっています」
等を地域地域で有権者の人たちに話せる発信者を
地方議員にやってほしい。
「発信して」「声を吸い上げて」「持ってくる」
これが参政党が地方議員に求めることです。

「選挙は党員がやる」ので
「次の選挙お願いします」みたいな活動はやらずに
地方議員としての活動に専念する。

目指す手法は「創価学会」と同じです。
ただし創価学会には一応「信仰」という核があるから成り立ちますが
参政党には「信仰」という核はありません。

参政党には「日本を良くしたい、守りたい」という「愛国心」が核になります。
この「愛国心」を育んで成り立たせる必要があります。
それを成すためにも1人でも多くの地方議員を輩出し
活動をもって知名度と信頼を積み上げていくしかありません。

参政党がオカルトに見える理由

参政党が一般の人からみてなぜオカルトっぽく見えるのか。

それは、
今まで自分たちが学校教育やテレビなどの情報の枠外の話をするため
馴染みがなく自分達の知らない外の世界の話を聞く感覚になっているからです。

人は知らない事や自分達の常識とは違うものに触れたとき
「怖い」とか「怪しい」と感じてしまします。
防衛本能の観点からすると仕方の無いことではあります。

参政党の支援者は「海外経験が多い方」や「海外在住の方」が多いです。
彼等は日本を出ているため、
外の世界から日本がどう映っているのかが分かっており
日本以外の国で報道されている情報や常識にも馴染みがあります。
そんな彼らにとっては参政党の言っていることが普通に入ってきます。

つまり、日本国内からの情報にしか触れてこなかった人にとっては
参政党は外の話をいっぱいしているのでイメージが湧きません。
自分で英語を翻訳するなどして外国の情報を取りに行くこともしません。
「テレビや新聞で見たことが無い」「学校で教わっていない」
という範囲になるため
「ちょっと怖い」「怪しい」
となる方が多いわけです。

参政党議員になることは一番大変

参政党議員は現在10ある国政政党のうち恐らく一番大変です。
参政党はDIY政党でベンチャー政党です。
全部自分達でやらないといけないし
組織を安定化させるためにもシステムづくりもやらないといけません。

やらなければいけない事が山積みで
未成熟であるがゆえの問題も日々起こります。

お金の面でも時間の面でも損得勘定だけでいうと
間違いなく損な役回りになります。
一般人からみると理不尽なくらいこき使われることにもなるでしょう。

働き方で言えば超が付くほどブラックです。

それでも「誰か」がやらないと日本は守れません。

その「誰か」になる覚悟を参政党の議員はもたなければなりません。

参政党とはそういう党です。

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